ひびわれたまご

大人の発達障害(ADHD)当事者のイラストレーター・志乃が、生きづらさや”楽”について考えるブログ。

嫉妬する人と、嫉妬される人の特徴。対処法は必要か不要か?

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どうも。志乃です。

皆さんは、

「きっと、あなたに嫉妬しているんだよ。」
「嫉妬してくる人なんて放っておけばいいよ。」

と他人から言われて、ピンと来なかった経験はありませんか。

嫉妬する人に問題があるのか、それとも、嫉妬される人にも問題があるのか……。嫉妬にどう対処したらいいのか、そもそも、対処なんて必要ないのか。

今回はそれについて、読書をしながら考えたお話です。

嫉妬して叩く人は「嫉妬してます!」とは絶対に言わない

まあ、当然ですよね。

漫画などフィクションの世界では、ライバルが分かりやすく「美人だからって調子に乗ってる…!」とか「チヤホヤされて鼻の下を伸ばしやがって…!アイツ、気に入らねぇ」などと、THE・嫉妬といった感じで、実にわかりやすいですが、現実ではそうではありません。

恵まれた相手と自分を比較して、自分の惨めさを認めたくないがために嫌がらせをする場合、自分が嫉妬をしているなんて、自覚しているにしろ、無自覚にしろ、絶対に悟られたくないこと。

自己正当化のために「批判」として、もっともらしいことを言うため、第三者から見てバレバレだとしても、当事者間では分からないなんてことがよくあるような気がします。

恵まれているということに無自覚だと、そんな態度が余計に相手の神経を逆なでしてしまったりするので、言葉を額面通りに受け取って、真剣に悩んでしまうことがある私は、嫉妬なら嫉妬と自己申告した上で言ってくれないかなと、よく思います。

嫉妬する人は「クズ」なのか?

そうは言っても、嫉妬は人間なら誰もが持っている「自然な感情」ですよね。

もちろん、私も感じることが沢山あります。

「どうしようもないクズはいるよ。放っておけばいいよ!」という慰めの言葉に、私がいつもピンと来ないのは、心のどこかに「嫉妬される方にも、何か問題があるのでは?」という気持ちがあるからだと思います。

「調子に乗ってんじゃねえよ!」と言われれば、(ああ、確かにそうかもしれない…どういう態度がそう思われたんだろう…?気をつけよう…)と思って考え込んでしまいます。

しかし、そうやって悩んだことも無駄ではなくて、学習したことが「処世術」や「嫉妬されないためのノウハウ」として蓄積されていくことで、緩和されることも多い。

嫉妬されて悩んだり、自己を省みることで「学びがある」のも確かなんですよねー。

谷沢永一著「嫉妬する人、される人」(幻冬舎)を読んでみた 

谷沢永一さんという方は、関西大学名誉教授で、日本史に造詣が深い方です。

「豊臣秀吉は、黒田官兵衛の智才に嫉妬していた」であるとか、歴史上の人物の「嫉妬」の話を次々と例に上げて紹介するという、興味深い内容でした。

戦国時代は、生きるか死ぬかの時代。

歴史に名を残してきた武将も、もちろん例外ではなく、「時の権力者や、周囲から嫉妬されること」は、死に直結していたそうです。

文字通り「出る杭は打たれる」=「死」だったわけですね。

中でも、「能ある鷹は爪を隠す」を体現しながら、去り際も潔く、長生きをした本多正信と、周囲の反感を買い、陰謀により失脚させられた息子の本多正純の話は、印象に残っています。

日本人は嫉妬する民族だからそこを否定しても仕方がない

同じく、美人女優やモデルが「実は過去にヤンキーだった」という話もよく聞きますよね。ナメられないための処世術だったんだと思います。

周囲の嫉妬を買ったせいで、身を滅ぼしてきた人物がいかに多いかを、日本の歴史が物語っていて、そこを疑問に思ったり、否定していても仕方がないと、谷沢永一さんは言います

嫉妬される方にも原因はあって、前へ前へと出過ぎたり、手柄を一人で立て過ぎたり、いつまでも栄光にしがみついて引き際を弁えなかったり、とにかく一人でいつまでも目立っていたりするのがよくない、と。

地位や名声は他の人にさっさと譲って、影で動いていた優秀な人物が、いつの時代にも必ずいて、そういう真に賢い人物が、影から時代を動かしてきたんだ…というような内容でした。

例えば、渋沢栄一氏という、あまり自らすすんで表舞台には立たなかったものの、謙虚に社会奉仕活動を行い続け、偉業を成し遂げた人物がいるようなのですが、恥ずかしながらわたくし、存じませんでした……。

渋沢栄一 - Wikipedia

嫉妬されないための処世術・対処法はあるのか

ネットで「嫉妬されやすい人 特徴」や、「嫉妬 対処法」などでググると、様々な情報が出てきます。

中でも興味深かったのは、「嫉妬してしまうこと」で悩みを相談する人より、「嫉妬されてしまうこと」で悩む人の方が圧倒的に多いという話。

同じ数だけいるはずですが、嫉妬をされる側に立つのは、嫉妬する側に立つより嫌なものということなんでしょうか。

一方で、「人はみんな、嫉妬されたがっているのだ」という結論に達した心理学者もいます。

嫉妬されやすい人の特徴

  • 容姿が整っている
  • 恋人・配偶者のスペックが高い
  • 育ちがいい、家がお金持ち
  • 努力家
  • 同じくらいのスペックの同性
  • 誰とでも分け隔てなく接する事ができる人

参考:嫉妬される女性の特徴と対処法! 周囲の人を敵に回さないための注意点とは?|「マイナビウーマン」

生まれや育ち、容姿、才能など、何の努力や苦労もなく、生まれ持ったものに嫉妬するほか、後天的に「その人が努力で得たもの」に対しても、嫉妬してしまうことがあるわけですね。

わたし自身、「努力する才能がある奴には分かんないよ」と言われたことがあります。

人間は生まれながらにして平等ではありませんし、努力で全てが解決できるとも思えませんが、なんでもかんでも「才能」ということにして、「自分には最初からないものを、相手は持っている」と思い込み、攻撃してしまうこともあるのかもしれませんね。

嫉妬されないための対処法

  • ちがうジャンルの人間になる
  • 手柄を譲る
  • 弱みネタをいくつか準備しておく
  • チヤホヤされるのが好きな人と疎遠になる

参考:嫉妬される女性の特徴と対処法! 周囲の人を敵に回さないための注意点とは?|「マイナビウーマン」

 「嫉妬する人、される人」の中でも、「手柄を譲る」ことを推奨していました。

大事なことは手柄を立てることではなく、環境や自分自身をより良い状況に持っていくことと考えると、さっさと手柄は譲ってしまって、反感を買わないように、ひっそりと孤独でいるのが、いちばん自由なのかもしれません。

「他人にはないものを持っている」「恵まれている」だけで、反感を買うこともあるし、それは悲観していても仕方のないことだから、能ある鷹は爪を隠すくらいでちょうどいい。

まあ、それも分かるんですが、何が「羨ましい」と思われるかは分からず、考えだしたらキリもなく、知らず知らずのうちに睨まれている場合も多く、どうしようもないですよね。

嫉妬されないためには、次のステップに上がれ

また、東大生を例に出して「東大生の集団の中で『東大生であること』を理由に嫉妬されることはない」としており、なるほどなあと思いました。

嫉妬は「自分と同じレベルだ」と思う相手に湧き上がるもので、頭ひとつ抜けてしまって、それが当たり前の集団に属してしまえばいいということなんですね。

 「周囲から嫉妬されて困るようになった」ということはつまり、「そろそろ次のステップに進む時期ですよ」という合図。

そう考えると、前向きに頑張れそうな気がしてきます。

まとめ

  • 嫉妬しやすい人、嫉妬されやすい人はいる
  • 嫉妬を避けるノウハウや処世術もある(限界もあり、キリはない)
  • 謙虚になるか、離れるか、変人枠で治外法権を手に入れるか
  • 嫉妬されたらステップアップの時期と思え

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現場からは、以上です。