ひびわれたまご

大人の発達障害(ADHD)当事者のイラストレーター・志乃が、生きづらさや”楽”について考えるブログ。

【発達障害】『ポンコツ人間』として生きるための7つの心得

どうも。志乃です。

今回は、前回の続きのようなもの。

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 こちらの記事、一言でまとめると「欠点がない人間なんていないのだし、自分の長所を自分できちんと理解して、それを武器にできればいいよね(それが難しいんだけど)」という内容。

 

わぁ月並み★

 

「卑屈になることないんじゃね?自信もっていこうぜ!!」という記事の後で、「ポンコツ人間として生きていく」なんていう思いっきり卑屈そうなテーマについて書くという。我ながら、どんな流れなんでしょうね?

 発達障害は「バランス型」ではなく「特化型」と理解する

発達障害者の能力について語る時、「レーシングカー」に例えることがあります。

普通乗用車のようなコントロールと安定感は見込めないけれど、自分の得意なフィールドに飛び込めば、好成績をおさめることができる。

どちらに一般的な需要があるのかというと普通車なわけで、だからこそ就労に苦労するわけですが、(例外はあるものの)服薬によって、公道を走るためのコントロール力を手に入れることも出来る。

 

ドラクエで例えると、「4人パーティ、全員が勇者」な状態が望まれやすい環境の中で、武闘家が攻撃力や瞬発力をウリにせず「自分も勇者(バランス型)やります!やらせてください!」というような苦労。(あれ?余計にわかりづらい?)

本来であれば、武闘家(もしくは戦士)、勇者(バランス型)、魔法使い(特殊能力者)、僧侶(サポート担当)が、それぞれのウリを生かし合い、支え合いながら進んでいくのが理想なんじゃないかなと思います。

ただ、「適材適所」が理想だと誰もが思いつつも、そうはならないのは、残念ながら現状では実情に合わないからなんでしょうね。

「ポンコツだから仕方がない」からのスタート

まぁ、人間なんてみんなポンコツで当たり前なんですけど。

「バランス型の完璧人間」が求められる社会の中で、「能力特化型」が生きていくために、自分はどうしたらいいのか。

薬の力を利用するもよし、特化部分を磨くもよし。

攻撃力やすばやさが特化した武闘家も、レベルが低ければ、得意分野でも勇者に負ける。きっと、それぞれの生存戦略がある。

例えば私の場合、「興味のないことには、とことん集中できない。」であるとか、「やってて楽しくないことは、続けられない。」という、文字にすると何とも「お前、社会をナメてんのか」と我ながら思う特性があるのですが、なんかもう、仕方ないんですよね。良い意味で開き直り、それを逆手にとって有利に生きるための方法を、現在考えています。

周囲は、「甘えている」とか、「免罪符にしている」とか、「言い訳にするな」とか、「開き直って努力を放棄している」とか、色々と言うでしょうし、自分でもそう思ったりして苦しくもなるでしょうが、こればっかりはもう、そういうものだと割り切るしかないかなと思います。

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脳特性 生かすも殺すも 自分次第?

ADHD特性のひとつ「過集中」は、一時的に驚異的な集中力を発揮しますが、瞬間的にブースト効果があるものの、心身にダメージもあるので抑えた方がいいとよく言われています。

ただ、まともに社会生活を送るには、それ以外の時間がポンコツ過ぎて、その過集中に頼らざるを得ない現実もある。

FFで例えると、ティナの特技「トランス」みたいなもので、使いどころと使い方に注意が必要な能力です(またまたかえって分かりづらい??)。

一年のうち、1シーズンだけ頑張って働いて、残りの3シーズンは遊んで暮らす…なんていう生き方をしている人も世界にはいる。それは特殊な例としても、いざとなったらそういう選択肢もあると知っているだけで、やりようはある。

 「世間一般で安牌」とされている生き方を自分にも当てはめようとすると、悪条件が重なって苦しくなってしまう。

普通の人が普通車、発達障害者がレーシングカーとしても、公道でもレース場でも勝負できない状況が続くと、どんどん自信を失ってしまう。

ポジティブに「身の程を知る」

自己否定せずに自己分析をする」って、とっても難しいと思いませんか。

冷静に自分を見つめれば見つめるほど、欠点が目につくし、それによって被った嫌な経験も思い出すし、どんどん卑屈になってしまう。

周囲から否定されて育った人なら尚更、自分を見つめる時、どうしたって痛みが伴うんですよね。

冷静かつ客観的に自己分析をするなら、ある程度の自己愛が必要になるってこと。「欠点だらけだけど、これが自分なんだ。」と認めることで、ようやく活路が見えてくる。

諦めるために「身の程を知る」のではなく、活かすために身の程を知る。

自分には何が出来て、何が出来ないのか。

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自信をつけるために必要なこと

どんな些細なことでもいいから、得意なことを見つけ、成功体験を積み重ねる。

最初はハードルをなるべく低く設定し、「なんだ、やればできるじゃんか。」という体験を重ねていくことで、少しずつ自尊心を取り戻していく。

これは、うつ病からの回復期に私が意識していたことでもあります。

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ただでさえ、発達障害者は失敗体験が多いですから、尚更それ以上の成功体験が必要になる。

それでいくと、「趣味」ってとても大切なんだろうなあと思います。

現実逃避や、気分転換にも本気を出してみる

好きこそものの上手なれって言いますし、とにかく没頭してみることで、道が拓けることもある。私の場合は、ツイッターやブログがそうで、そこから思わぬ道につながったりもしました。好きなことを仕事にするという意味では、漫画家にはADHD持ちが多いのではないかという説もあります。最近だと、YouTuberになることも選択肢のひとつですね。

好きなことに没頭すること」って、大人の態度としては批判の対象になったりもしますが、周りの目も気にならないほど好きなことがあるって、生きる上での杖であり、武器であり、とっても素敵なことですね。

 

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問題点とされているものの、視点を変えてみる

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 「数ある可能性の中から、不確定要素を削り、合理的にミスを回避しよう」とする時の行動が、「それくらい言われなくても分かるでしょ?」と言われることがある。

普通の人から見たら「面倒くさい」と思われることも、こちらの視点から見れば、お互い様だったりする。多角的に物事に対処しなければならない状況下の場合、むしろ重宝されるのではないか。

 欠点は裏返して考えると長所になるというのも、有名な話ですよね。

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横から目線の育児本「2歳児サバイバルライフ」より 

参考→リフレーミング辞典 - Google 検索

まとめ

いかがだったでしょうか。どれも当たり前のことなんですが、卑屈になっているとついつい忘れがちなことだったりもしますよね。

人は生まれながらにして平等ではありませんが、持っているもので勝負するしかない。

視野を広く持ったり、視点を変えてみたり、気分転換に精を出してみたり、とにかく自分に合うスタイルが見つかるまで、腐ることなく試していくことが必要なのではないかと思います。うまく行かない時があっても、それは自分には合わなかったのだと割り切って、めげずにやっていきたいものです…。

現場からは、以上です。